研究室紹介

■作成途中


■はじめに
Haechel (1866)の定義によれば、生態学とは「非生物的および生物的環境との間のすべての交渉、すなわち生物の家計に関する科学、言い換えれば、Darwinが生存をめぐる闘争における諸種の条件と呼んだ複雑な相互作用のすべてについて研究する学問」である。生態学が生物の関係性を扱う学問であることは無論であるが、その根本はダーウィンの進化論そのものにある。私の場合、生物の関係性を突き詰めれば、「社会性」に、さらにはその進化の問題に行き着く。そして、ダーウィン自身が自然選択理論の最大の難点としたのが、実は真社会性昆虫の進化(不妊カーストの進化)であった。真社会性膜翅目(アリ、ハチ類)や等翅目(シロアリ)に見られる高度な社会性が、どのように進化し、維持されているのか。そこにはどのような法則(order)が潜んでいるのか。これは生態学の究極的な課題の一つであり、私にとって科学の醍醐味そのものがそこにある。
  生物学の大多数が至近メカニズムを探究するいわば化学還元主義を志向するのに対し、進化生態学は力学還元主義を志向する。つまり、進化という時間スケールで生物の多様性をもたらす仕組みを考えたとき、そこに働く一般的な力学法則とは何か、これこそが進化生態学者に与えられた基本命題である。言い換えれば、ミクロレベルへの還元だけでは決して分からない質問に答えられる所にこそ、進化生態学の学問的自律的意義があると考える。例えば、多額の資金投入によりシロアリの全ゲノムを解読したとしよう。それによってシロアリの単為生殖をコードする遺伝子が特定できたとしよう(確かにこれ自体にも大変興味はある)。しかし、これだけでは、進化的になぜそのシロアリが単為生殖能力を獲得し、維持しているのかという問いに答えたことにはならない。もちろん分子レベルの理解が力学レベルの理解にも大きく寄与することは言うまでもなく、特に適応と制約を議論する上ではメカニズムの理解が前提条件になる場合が多い。使える技術を上手く利用しながら、自分が目指すべきオリジナリティーの所在をしっかり見据えておくことが、私の志す研究スタイルである。そして、学生が作業にとどまらず、自ら深い次元で思考し、真に学問を楽しめる環境を提供することが目指すべき教育である。

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